今まで使っていた自作T2FDですが、第一電波工業製のT2FDをSOMよりお譲りいただきましたので、昨日の日中(暑かった…)に張り替えました。実はまだ公開してなかったのですが、FRMS(Frequency Response Measuring System)という測定器を以前自作していました。(^_^;) 今回この測定器のSWR表示機能と自作したリターンロスブリッジを使って、自作T2FDと第一電波工業のT2FDのSWRを計測してみました。設置方法は自作T2FDと同じ、給電点を頂点にした逆Vです。
これが自作のT2FDのSWRです。結構数値が暴れてますが(^_^;)、長さが30m、エレメント間が90cmと大きく重いので、弛まないように張るのも難しく、どうしても屋根に近づいてしまう箇所がありますので、このような値なのかもしれません。
これが第一電波工業製のT2FDのSWRです。長さ約25m、エレメント間約30cm、重さ3.1kgと自作したT2FDより一回り以上小さいです。給電点の高さは同じなのですが、エレメント間が半分で重さも軽いこともあり、弛まずに張れて建物から自作T2FDより離れています。SWRは4MHz以上の周波数で2.0以下に収まってます。
受信をメインとして使ってみた感想ですが、どちらもローノイズなのは変わりありませんが、若干第一電波工業製のものの方が全体的に静かな印象です。これは全長が短くなったことで、ノイズ源の電柱等から離れたからかもしれません。
感度の方はローバンド(特に90mbや75mb)は若干自作ものの方が良かったように感じますが、これは全長の違いが関係しているのでしょう。
結論としては、我が家には第一電波工業製のT2FDの方が適しているようですので、こちらを常設アンテナとして使ってみたいと思います。自作T2FDの方は実家の方に設置することになりそうです。また機会がありましたら、自作T2FDに使っていたバランと第一電波工業のエレメントの組合せでも計測してみたいと思います。しかし、昨日でもかなり暑かったので、当分屋根に上る気になりませんが…。(;´Д`A ```
最後になりましたが、T2FDを譲っていただいたSOM、本当にありがとうございました。
※二つのT2FDはバランの仕様やサイズが違います。その点を良くご理解の上参考にしてください。
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