NRD-545使用記
NRD-545を購入して1ヶ月が過ぎましたので、そろそろ使用記を書こうと思います。
その前にまず、NGOさんに545の設定を教えていただいたことに感謝いたします。最初に設定を教えていただいたことでかなり使いやすくなりましたし、設定等についても方向性が見えてきましたので慣れるのにかなり楽でした。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
さて、使用記といっても比較するリグが私にはIC-R75しかありませんので、その点をご理解ください。
感度:これは他の皆さんもお書きになっていると思いますが、問題なくDX受信に対応できるパフォーマンスを備えています。あとは使用する環境(アンテナ等)だと思います。
Sメーターの振れで比較すると、IC-R75に対して約10dB程545の方が振れます。
選択度:0.10kHzから9.9kHzまで0.10kHzごとに自由に設定することができます。私の場合AMモードの場合は通常4.0kHzから4.5kHzの間で使用し、USBもしくはLSBの場合は3.3kHz前後で使用しています。後述のECSSとあわせてAMモードで使用すれば、混信がある場合でもかなり改善されるケースが多いです。また更にPBSも-2.30kHzから+2.30kHzへ0.05kHzごとに変えられますので、混信除去機能は更に幅広く設定できます。ですので、混信時には上記の機能を組み合わせて使用することができ、その効果もかなりありますので、選択度についてはかなり良いといって良いのではないでしょうか。
気に入った点
ノイズブランカ:これは近隣からでるノイズなどにも若干効果があり、私は使用することが多いです。
ノッチ:効き味は抜群でかなりのビートをなくすことができます。
ECSS:AM受信の場合、USB側とLSB側のどちらかを選択することができるので、IC-R75の場合では混信時にLSBやUSBで受信しなければならない場合でも、NRD-545の場合にはこの機能だけで混信から逃げられる場合があります。
不満な点
メモリー:メモリーチャンネルが1000chと多いのですが、設定しても周波数しか表示できない。
ノイズリダクション:最初は効果があるように感じられたのですが、使っているうちにあまり効果を感じられなくなってきたので、現在はほとんど使用していません。
ゼロビート受信:これは2.4kHz前後の比較的狭い選択度を使用してゼロビート受信を行う場合に、周波数を合わせにくい。(わかりにくい)
弱いマーキング:良く使うボタンの一つECSSの文字の表記が、早くも一部消えてしまった。(泣)
総合:現在私のメイン受信機となっています。音についてもほとんどヘッドホンを使用しての受信なので、皆様が言われているような音の悪さは気になっておりません。またIC-R75と内臓スピーカーで鳴らした場合の音を比較すると、NRD-545の方が良い音です。これは私自身が他の音の良いと言われる受信機を使用したことがないので、あまり参考にならないかもしれませんが。
金額的にはIC-R75を2台買える価格ですが、あこがれのJRC赤バッチということで無理に納得しています。(笑)
上記はあくまで私個人の意見ですので、今後の参考にでもしていただければと思います。
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コメント
nodatecさん、こんにちは。
予想通り(上回る?)の性能のようでスバラシイですね。
535Dの中古でもと、最近オクを眺めていますが高値取引で手も出ません。(笑)
投稿: KUUGA | 2007年2月18日 (日) 14時16分
KUUGAさん、こんにちは。
私は通信型受信機は2台しか使用してませんので、ほんとはインプレ書くのも躊躇していたのですよ。なんか自分が気に入っているから、良いところばかりのようでどうも自分ではこの記事は信用していません。(爆)
私はあくまでも使用する人の受信方法等により意見も変わってくるものだと思っていますので、参考意見として受け止めて下さいね。
545の生産中止が関係しているかはわかりませんが、このところのJRC機が高値なのは困りますね。私もそのうち受信機欲しい病が発症しそうですので。(笑)
投稿: nodatec | 2007年2月18日 (日) 14時57分